次に対象となる出力抑制エリア_投資リスク⑩
こんばんは!Mihoです。
令和になりましたね。令和でも是非宜しくお願いします。
早速ですが、今回は出力抑制について記載します。最近は九州電力が毎日のように出力抑制を実施しており、前までは他人事のように感じていたのが急に現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
◆出力抑制(制御)の種類
出力抑制のルールは下記の3つに分類されます。
個人投資家は、ほとんどが低圧野立て太陽光が多いことを踏まえて大中小を記載してます。No3に関しては、低圧であれば過積載を行っても基本的には100kW程度ですので、ほぼ影響はないと考えられます。
まずは基本的な所では、
No1の無制限は、制限がないので覚悟して臨む
No2の360時間ルールは、注意して臨む(低圧でも対象となる為)
No3の30日ルールは、意識して臨む程度(基本的には低圧対象外)
と認識するのが良いかと思います。
※参考:会社では無制限及び抑制シナリオは、総研系や発電量予想会社に委託し予想を発注し、それを踏まえた発電量で投資計画を作成します。
◆出力抑制(制御)の区分け説明
上記の抑制予想のレポートをいくつか読んできたことを踏まえ、抑制のポイントをご紹介します!
☆ポイント1_需要家数(伸びを含めた)
需要家というのは、電気を使う先のことを業界では指します。電気を使う企業及び人が多いと抑制の対象とはなりにくい傾向があります。そこで需要家数のランキングを下記に記載します。
ここの上位は出力抑制の対象にはなりにくいとされております。
今後は産業も首都圏に集中するのは変わりませんが、地方の電力会社は人口減により、産業も減り需要も減るとされておりますので、より一層首都圏、関西、中部との差が大きくなる予想がされております。
あれ?九州電力が。。。と思う方もいらっしゃると思いますので、下記のポイント2をご覧ください。
※情報引用先:経産省2018年統計一覧表
https://www.enecho.meti.go.jp/statistics/electric_power/ep002/results.html
☆ポイント2_再エネ電源及びFIT電源比率
次に、再エネ電源とFIT電源比率の合計値のランキングを記載します。再エネ及びFIT電源が多いと抑制が掛かりやすいのは言うまでもないとかと思いますが、改めて確認頂ければと思います。
注1;太陽光・風力・水力(3万kW未満)・バイオマス・地熱の内、FIT電気を除きます。
上記のポイント1とポイント2を踏まえ、下記のようにまとめられます。
上記内容は比較的検索すれば調べられますが、何故そうなっているかを理解している人は多くはないと思います。上記を参考に太陽光投資をして頂きたいと思います。出来るだけ安全エリアを選択していきたいですね!
以上。
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