投資リスク①´‗地震リスクと向き合う
こんにちは!Mihoです。
前回の記事では地震リスクの確認方法に触れましたが、
今回は、リスクを把握した上での対処方法を記載します。
私がお勧めする対処方法は、下記の4点です。
①地域分散を考慮する
活断層が異なるエリアであれば、一度の地震で損害を一斉に被る確率は低くなります。
つまり、『地震リスクが高くても、その損害分を賄える案件を保有する事』がリスクヘッジになります。保険料も、1つの案件だけを保有しているより、複数案件の保有している方が地域分散(ポートフォリオ)の観点から保険料が安くなります。
ちなみに私が太陽光事業への投資を始めた理由もここにあります。
現金を産まない保険に入るより、違うエリアで太陽光を保有して、別途稼ぐ方が賢いと思いませんか?
ただし、考えなければいけないことは、仮に運転開始5年目に全損が起こった場合、FIT権利は15年残る為、再度建設すれば元は取れる可能性はありますが、建設するにもコストが発生する為、手元資金で物資の再調達及び再建設場出来るかは確認する必要があります。
念の為、再調達価格(立て直しした場合のコスト)を事前に販売店業者様に確認しましょう。
②地震が発生すると上がる株を購入する
①が理想的だとは思う一方で、現実問題として簡単に他のエリアで物件をすぐ購入するのは難しいですよね?
そこで、臨時的な対処方法がこちらです。たとえば、過去の株価トレンドを確認して、地震が発生すると株価が跳ね上がる株を保有する方法があります。太陽光保有の地域で、建設会社やコンクリート製造会社などはありませんでしょうか。確実の事は言えませんが、倍近く株価が高騰した株もありリスクのポートフォリオという観点で、損失補てんとして、一定の割合の株を購入するのも有りか思います。
参考:
㈱不動テトラは東日本大地震発生から13日後には終値が4倍以上に上昇。
私は静岡案件のリスクヘッジとして、㈱不動テトラ、矢作建築工業㈱、名工建設㈱の㈱を100万円程購入。①記載したように4件保有時点で、売却予定です。
③地震保険に入る
現金の関係で、①も②も厳しい人は、やはり、保険に入るのが1番かと思います。
ただし、エリアによってはそもそも保険で対応していない所もあるのでご注意ください。私の場合は現金を残したかったので、②と③の併用で選択をしております。
参考
私の場合、1500万円の再調達価格とおき、その33%が(500万円)補填される形で保険に加入しています。
実際は、メーカー見積もりで1000万円の再調達価格であった為、4年目以降であれば、保険補填額、5年間で得た売電利益、③の補填費用で再調達することが可能であるという整理をしております。
④設備仕様を頑丈なものにする
大手工事会社であれば、どの震度まで耐えられる設計になっているかを確認出来ると思います(一般は震度6弱)。そこを震度7まで耐えられる仕様に変更することも選択にはありますが、建設コストも上がります。またパネルはガラス製品である為、頑丈な架台にしてもパネルの損傷は防げませんので、個人的にはお勧めはしておりません。
リスクに目をそむけるのではなく、向き合った上で自分にあったものを選択して欲しいというのが切なる想いです。上記の検討した上で、利回りが有る物件であれば、問題ないと思います。そのような整理のもと物件の購入判断をして貰いたいです。また案件の理解が進むことは、銀行の融資においても有効です。
以上。